備えあればうれし泣き新宿
風邪とは違う! 高熱が出たら病院へ。
2012/11/21
水野先生、よろしくお願いします!
冬と言えば、クリスマス、お正月と楽しいイベントが待っています。でも、その他にもこの季節を待っているのが…
そう、インフルエンザ。
毎年冬に猛威をふるうインフルエンザのこと、実はよく知らないという人も多いのではないでしょうか。
今回は、インフルエンザについて、東京医科大学病院感染制御部・渡航者医療センターの水野先生に教えていただきました。
風邪とインフルエンザ、どう違う??
咳と鼻水が出るよ…
これってインフルエンザ??
質問:
風邪とインフルエンザの違いがよくわからない…という話をよく聞きます。
咳が出て、鼻水が出て…というとき、すぐにインフルエンザを疑ったほうがよいのでしょうか。
水野先生:
明確な違いは「熱」です。
熱といっても、微熱ではなく、高熱が出るのが特徴です。
38度以上の急な発熱があったら、インフルエンザを疑いましょう。
喉の痛みや咳など、風邪の症状を伴うこともありますが、インフルエンザの特徴はあくまでも「熱」なんです。
病院へ行きましょう
びちくん、風邪っぽいって?
どれどれ診察してみましょう。
質問:
インフルエンザは、病院に行かなくても治りますか?
水野先生:
厳密に言えば…「治らない」ということはありません。インフルエンザの薬がなかった時代は、家で療養して治していたわけですし…
でも、現代は違います。
一般に薬局などで売っている市販の風邪薬は、症状を抑えるもので、ウィルスを退治するわけではありません。
早く治すためにも病院で正しい治療を受けましょう。
予防接種をしておけば、インフルエンザにはかからない?
予防接種をすれば、かかる可能性はかなり低くなりますが、100%インフルエンザにかからないわけではありません。しかし、万が一、かかってしまった場合でも、重症化を防ぐことができます。
特に高齢者などは、肺炎などの合併症による危険もありますので、是非予防接種を受けることをおすすめします。
インフルエンザの予防
普段から習慣にしておきましょう。
予防としては皆さんご存知のとおり、手洗いとうがいは基本中の基本!です。
インフルエンザに限りません。手洗いとうがいをすることで、感染症をかなり防ぐことができます。合わせて市販されているアルコール消毒液などを使うと、さらに効果的ですね。
そしてもうひとつ。
これも基本中の基本ですが、日頃無理をしないこと。
疲れが溜まると免疫力も低下し、抵抗力が弱くなります。
規則正しい生活にまさる予防はない、ということですね。
先生に診ていただいたところ、びちくん、インフルエンザではなく、風邪でした。
毎日夜更かししてマンガばかり見ていたびちくん、反省してます。
「これからは夜更かししないで規則正しい生活をします」
と、素直な態度に先生も「びちくん、えらいぞ!」と笑顔。
水野先生、ありがとうございました!